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畳のお手入れとまめ知識

畳のダニを防ぐには?

 ダニの発生もカビ同様に「湿度が原因」ですが、それに加え適度な温度とダニの餌になる食べ物があることがその原因です。ダニは死骸でもアレルギー源となりますので、ダニの食料をはらい死骸を除去するためにこまめに掃除をしてください。また畳がいつも乾燥している状態に保つようにしましょう。窓を開けて室内の換気を行い、また年に1、2回天日干しを行うと効果的です。

 一度発生してしまったダニを駆除する方法は下記の三つの方法があります。

1、乾燥機

 たたみ専用の乾燥器に畳を入れて温度と乾燥で畳床の中に潜り込んでいるダニを駆除する方法があります。しかし畳が敷かれた室内が元どおりの高湿度ですと効果が長続きしません。畳が乾燥した状態に保つように室内の換気と乾燥にご注意ください。(畳の乾燥は、1帖¥3,000-で請けたまわります)

2、防虫紙

 シックハウス対策など、現在の健康住宅の考え方からすると有害な薬品を住宅に使わないということが主流ですので、あまりお勧めは出来ないのですが、それでも現在認証されている薬品をしみ込ませた防虫紙を畳表の下に敷きこむことができます。

3、畳床の交換

 藁床(わらどこ)は昔から日本の住宅で使われてきた伝統的な本来の畳です。しかし現在の高気密・高断熱の住まいは湿気を吸収しない建材が多用されていますので吸湿性がある畳だけに負荷がかかりすぎる傾向があります。湿気を吸った畳床と適度な温度がダニの発生を生んでしまいます。藁床から湿気を吸わない「建材床」に交換する方法と吸湿と放湿効果の高い「壮健活畳」(炭畳)に交換する方法もありますのでご相談ください。